「加納 光」の Blog

「徒然に思うこと」




2016.06.10

うまくいく

By Kanou Hikaru


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「うまくいく人」の行動パターン


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前回の復習をしておきましょうか・・・

「うまくいく人の高収益パターン」と「うまくいかない人の悪循環パターン」。



■好循環へのパターンとポイント■

(1) 「リクエスト」
(2)「モデリング」
(3)「Wハート」
(4) 「バージョンアップ・コーディネイト」を順序よくおさえる。

■1■ 「この部分で困ってるんだけど、あなたなら何とかできない?」と「頼まれたこと(自分がやったことがないこと)」を素直に引き受ける。これが「リクエスト」です。

■2■ 頼まれたことを既に解決している人に素直に学ぶ・・・「その道の達人の技を素直にトレースする」これが「モデリング」です。

■3■ そこに「自分だけのガンバリ」じゃなく「こうしておけば 依頼した人がガッカリしないだろうなという気づかい」をプラスする。それが「Wハート」・・・

■4■ さらに「あなた流の【思いやりプレゼント】を付け加えて バージョンアップさせる」これが「バージョンアップ・コーディネイト」です。

※ 詳しい話は「こちら」を読んでください。




「この仕事をお願いして良いですか?」と、仕事を頼まれた時に、どういう結果を招くのか?

「上手くいっている4+16%の人」と「上手くいっていないという60%の人」の違いがどこにあるのか・・・ その違いを紹介していきたいと思います。(リストラ候補の20%人たちには仕事の依頼がありませんから、その人たちの話は割愛します)


「Aさん」から、あなたがが「○○を、いついつまでに、こういう風にしておいてくれますか?」と仕事の依頼があった時に4%+16%の人たちは「リクエスト&モデリング+Wハート&バージョンアップ・コーディネイト」で対応する・・・

60%の「いちいち うまくいっていない人たち」は、「言われただけの仕事をやっておけば良いんじゃないのぉ〜?」と対応する・・・ その対応の違いが、まったく違う結果を作って行くんです。


「Aさん」は、きっと、あなたのことだから「リクエスト&モデリング+Wハート&バージョンアップ・コーディネイト」で対応してくれる(気を利かせて 色々なことをプラスしておいてくれる)だろう・・・ と、ワクワクしているんです。

ところが あなたの対応が4%+16%の人の対応でなく、60%の方の「モデリングなし+Wハートなし」&「バージョンアップ・コーディネイトなし」という「言われただけのこと」しかやらないと「やり直しのリクエスト」をしてくるんですね。

どれぐらい違っているのか「数値化」するとわかりやすい・・・

60%の「いちいちうまくいかない人」の考える「これぐらいで良いんじゃないのぉ〜?」という予測は、「Aさん」の要求レベルの「60%ぐらい」なのです。

ところが、仕事を引き受けた60%の人たちは「指示されたたことは、ちゃんとやったのに・・・」と思う。その「ちゃんとやった 言われた事だけやった」と思い込んでいるけれど、頼んだ人は「プロなんだから、そこに何かの気づかいをプラスしろよ」・・・と思っている。

数値化すると「100%やった」と思いこんでいる人の「170%」の仕事をしないと「仕事を依頼した人」は納得しないんです。「100言われて、100をやっても 相手は納得しない。100言われて、170やったて 初めて相手が納得する」・・・

そもそも相手は「100の仕事を依頼するとき、60くらい言っておけば、あと40くらいは気を利かせてやってくれるだろう。オトナなんだから、それくらいの気づかいはするのが常識・・・」そう思っているんです。数値化すると、こうなります。


X:100%=100%:60%

60X=100×100

X=10000÷60=166.666666≒170%


結局、誰かにモノを頼む時に「100やっておいて欲しい人」は「60くらいやっておいて」と言いながら「100の結果」を望んでいる。60%の「うまくいかない人」は「60言われたら、60のことをやっておけば良い」と思い込んでいるけれど、結果的に「40のこと」が足りない状態を作ってしまう・・・


そこで、どういうことが起こるかというと・・・ 「依頼者」は、こう思うわけですよ。「あなたって人は、頼んだことの60%ぐらいしかしないのか・・・ じゃぁ、170%増しで、やり直しの依頼しようか・・・」という風に・・・

で、結果的に「前にやった100%に170%を足して、270%の仕事をして欲しい」と依頼がくるようになっちゃっうんです。

そこで、「えぇ〜〜っ! なんで自分ばっかり・・・と思いながら、こんくらいでいいか・・・と、270%の6掛け・・・つまり、162%の仕事をして【言われたことは、やりましたよ。】というんですね。

でも「Aさん」は、もともと「170%」の仕事を頼んでいる。そこで162%しか やっていない。8%足りない・・・ そうなると 不満がエスカレートして「なるほど、この人には、かなり多めに依頼しなきゃダメだな・・・」と考える。

そして、なんと 270%の170%増し・・・つまり「460%」ぐらいの やり直し仕事の依頼してくる・・・こういう「やりなおし依頼のスパイラル」に突入していくんです。そのうえ「あいつは、マジメに仕事をしない!」という「レッテル」まで張られてしまう。

その結果、2回目の「460%のやり直し依頼の対応」まで やらなきゃいけなくなる。実際は、460%の60%の やり直し依頼ですから「276%のやり直し」というオーダーです。で、その276%の「やり直し」をしなきゃいけなくなってしまうわけで・・・

最初から計算してみると、最初に「60%やった」、次に「162%やった」、その次に「276%やった」・・・ 合計すると「500%」くらいの仕事をやっている。

そのうえ「あいつは 使えないヤツだ」とレッテルまで張られたうえに、さらに毎回「ドンドン面倒な やり直し仕事」が増える・・・という「悪循環スパイラル」から抜け出せない・・・



じゃぁ「上手くいっている4%+16%の人たち」は、どうやっているのか? 「最初に100の仕事を頼まれた時に・・・リクエスト&モデリング+Wハート&バージョンアップ・コーディネイト」で「170%」で対応しちゃう。

で、1発で終わらせる。しかも「ありがとうねぇ〜っ!」と感謝され「あいつは仕事ができる、気が利いたヤツだ」なぁ〜んて評判になる。

さらに「上手くいっている4%+16%の人たち」は、自分の中に「隠れていた才能」や、自分の中に「隠れていた魅力」を発見して「この才能も自分にはあったのか!」などとテンションを上げてしまう。

こういう人たちは、努力している・・・なんて感覚がないんです。やったことがなかった仕事の依頼でも、実際 やっているうちに「あれ?! 自分には、この仕事・・・向いているかもしれない」などと感じ始めて、楽しくなってしまうから「ぜんぜん疲れない」んですね。

もういちど言いますよ。「努力」なんてせずに「面白がって仕事ができる」だから「疲れない」んです。つまり「170%」やっているのに「100%」やったくらいしか疲れていない・・・




ちょっと、考えてみてください。


「500%」やって「あいつは 使えないヤツだ」と言われ、さらに面倒な仕事がやってくる方が良いのか?

「170%」やって「あいつは仕事ができる」と評価され、面倒な仕事を避けて通る方が良いのか?


多くの人が、こう考えるんです。「60のことを依頼されたら60のことだけやっておけば良いに違いない」「100のことを依頼されたら100のことだけ やっておけば良いに違いない」・・・ でも違うんですね。「60の依頼があったら100やらなきゃ相手は納得しない」「100の依頼があったら170やらなきゃ相手は納得しない」・・・

わたしは、こういう「商売上手(本当の意味で要領が良い)」の人たちの「特徴」を研究しているうちに、60のコトを言われて60のコトしかやらない・・・ その結果、結局 3倍の仕事をして、さらに、モレなく「あいつはダメだ」というレッテルまでついてくるほうが、よっぽど「面倒」だと思うようになりました。


平安時代から伝わる京都の「みやこ言葉」に「かしこあほ」「あほかしこ」という言葉があります。今風に訳すと「小利口の大バカ」「小バカの大利口」という風になるのでしょうね。

100言われたら100やっておけば良いと考えて、結局500の仕事をさせられて「使えないやつ」とレッテルを貼られる「小利口の大バカ」・・・

100言われたら170 やっちゃおうと考えて、結局 170の仕事1回で終わり。さらに「あいつは仕事ができる」と評価される「小バカの大利口」・・・



「リクエスト」があったら「モデリング+Wハート&バージョンアップ・コーディネイト」(小バカの大利口)で進めましょう。


■上手くいく人の仕事の受けかた■・・・・・・・・・


■1■ ニッコリとゴキゲンに「何に困っているのか」を聞く。

■2■ 「達人の技」を探して素直に学ぶ

■3■ 「依頼者が喜ぶだろうなぁ〜」と「Wハート」でガンバる。

■4■ 「自分なりの【ステキなオマケ】をつけておく」


こうやって、100の依頼に対して+70%の手間 一発で終わらせる!(60%の依頼に対して+40%の手間を加えて 1発で終わらせる) どうでしょう? やり直しがない分、精神的にも肉体的にも効率的だとは思いませんか? 小バカの大利口の対応の方が 実は 本当の意味で賢い対応なんです。


信じたくなければ、うまくいっている人を観察してみてください。ジッと観察していれば、きっと、その「行動パターンの違い」が見えるようになると思います。



今回の課題・・・

「頼まれたこと」が「成功のカギ」になる・・・「頼まれ事」をニッコリと引き受けてしまう! せっかくですから「モデリング+Wハート」&「思いやりのバージョンアップ」も添えて・・・

そうしたら、本当にトクするのか?って・・・ あらら・・・!それって「シングル・ハート」で考えてますよぉ〜〜っ! とにかく、ニッコリと笑顔で引き受けて、100依頼があったら170まで やっちゃう。1回で良いから うまくいっている人のパターンで やってみてください・・・。

やり直しがないと、本当にラクですよぉ〜っ♪♪


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