「加納 光」の Blog

「ふと感じたこと」




2016.03.24

仁 義 礼 智 信

By Kanou Hikaru


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道徳教育について考えてみる


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50代なかばの「業績向上の人材育成コンサルタント&業績向上ビジネスセミナーの講師」言わば「うまくいく勉強会の せんせぇ」という仕事をしている「おっちゃん」には、これから日本を背負って立つ若い人たちに理解しておいてもらいたいことがあります。

日本という国に生まれ育った人には、もともと「素晴らしい価値観」が染みついています。ここ何十年か、こういう価値観を学校で教えなくなってしまいました。これは、学校の先生が悪いのではありません。政府が決めた「教育方針」が「道徳教育」から「進学教育」に変わってしまったため、学校の先生が教えたくとも「そういう授業」に時間を割くことができなくなっているのです。

とはいえ、日本という国には昔から変わらぬ価値観があります。それを「昔の言葉」で「五徳」と言います。「五徳」は「仁」「義」「礼」「知」「信」の価値観から成り立っています。結論から言えば、この「五徳」を守って生きている人が「成功者」「成幸者」となる。つまり「モテる」のです。

仕事も恋愛もルールは同じ。手を抜いた人が負ける・・・ これもまた何百年も昔から「日本人の価値観」として「日本人のDNA」に染みついてしまっている価値観です。先日、売れっ子漫才師の人がお母さんに充分な仕送りをせず、お母さんが「生活保護を受けていた」といったニュースが報道されました。

どうして、こういう話に日本人が敏感なのか・・・ それは「日本人」が「五徳という価値観」を非常に大切にしている証であると言えるのです。ここで・・・ 現在では完全に死語になってしまった「仁」「義」「礼」「知」「信」の意味を、ひとつずつ解説してみたいと思います。

「仁」とは「愛情」「思いやり」のことを言います。意味はカンタン・・・自分よりも苦しい人がいたら、自分の都合を後回しにして、その人と自分を比べ自分が分けることのできる「何か」を相手に分けてあげなさい・・・という意味です。これは仕事でも同じ・・・ 自分が忙しくとも、もっと忙しい人がいたら、自分のエネルギーや時間を相手に分けてあげなさい・・・ という意味です。

近年、東北沖地震が発生した時・・・ 日本人の多くが「仁の心」を持って、色々な人に手を差し伸べました。名もなきヒーローやヒロインが、日本国内よりも海外で表彰されたりクローズアップされたりしましたが・・・ 
こんなことは「日本人なら当たり前」というのが日本人の考えかたです。そして、それができていない人は「思いやりがない」と周りからの評価が下がってしまいます。

「自分だけラクできたら、周りの人なんてどうなっても良い」「自分だけがトクできたら、周りの人なんてどうなっても良い」「自分だけがホメられるなら、周りの人が叱られても関係ない」「自分だけが叱られなければ、周りの人がどうなっても良い」・・・ 売れっ子漫才師の人は、日本人が嫌う「真逆の行動」をしてしまったから叩かれてしまったのです。

さて、次が「義」について・・・ 「義」とは「正しい道」「先々まで見通したうえで、一番ソンをしにくい方法」といったことを意味します。たとえば、勝負の世界で言うならば・・・義より「覇」を重んじる西洋では「反則だろうが、なんだろうが勝ってしまえば勝ちは勝ち」という価値観がありますが、日本人は「義」を重んじますから、こうはなりません。

「大敗となるより、反則負けとなることのほうが恥」という価値観を持っています。今、ちょうどオリンピック予選などが開催されていますが、義の国「ニッポン」の観客は、相手国の国歌が流れている時、絶対にブーイングをしたりしません。厳粛に相手国の選手、相手国に敬意を払います。この精神は仕事にも恋愛にも通じます。

「相手に黙って、相手をつけまわす」といった「卑怯なストーカー行為」を何よりも嫌うのが日本人なのです。仕事でも同じです。反則をするぐらいなら、大敗したほうがマシ・・・ そう考える経営者は少なくありません。逆に「儲かるなら何でもあり」と考える「振り込め詐偽」のような商売を嫌うのも日本人の特徴であり価値観なのです。

次は「礼」・・・ 「礼」とは「頭を下げることだけ」を意味するのではありません。「感謝する気持ちをもったうえで挨拶をする」「感謝する気持ちをもったうえで返事をする」「感謝する気持ちをもったうえで相手と向き合う」・・・というのが「礼」です。ロボットのように機械的に「おはよう」「こんにちは」と挨拶をする・・・ そこに「感謝の気持ち」がなければ「礼が無い」のですから「無礼」となります。

最初は感謝していたのだけれど、この頃、感謝の気持ちが失われた・・・ それは「感謝の気持ち=礼」が失われたのですから「失礼」ということになります。先ほど説明した「義」の反対の言葉を探すと「罪」という言葉になるのだそうです。つまり「感謝の気持ちがない挨拶」をしたら「無礼」という「罪」、「失礼」という「罪」となり評価が下がっていくのです。

そして「知」・・・ 最近では「知識」という言葉がもてはやされていますので、「知」を「知識」とイコールだとカン違いしてしまう人も多いようですが、昔の時代の「知」は「知行一致」という意味で使われていました。つまり「できること=知」で「できないこと=無知」という話になるのです。最近の言葉に正しく翻訳すると「技量=腕前=知」であり「単なる知識=無知」ということになります。

「ピアノが上手に弾ける=技量=腕前=知」「ピアノの知識は色々あるが、ピアノを弾くことができない=聞きかじり=無知」・・・ 「上手に海外旅行ができる=技術=腕前=知」「海外の知識は色々あるが、海外旅行に行ったことはない=聞きかじり=無知」・・・

「発音はヘタだけれど、相手に通じる英語が話せる=技量=腕前=知」「英会話教室に通っているけれど、実際に海外で使うことはない=聞きかじり=無知」・・・ 「理屈はよくわからないけれど、接客の仕事が上手=技量=知」「色々なテクニックなどの知識はあるけれど、実際に接客をするとヘタ=聞きかじり=無知」・・・

このようなことがハッキリすると「何か良い知識はありませんか?」「何か良いアイデアはありませんか?」「何か良いテクニックはありませんか?」という質問をすることも、そういう質問を受けることもバカらしくてしかたがなくなってしまいます。「その道の達人=見識のある人の話を聞く」というのが「知」の基本・・・

そうなってくると、最近、若い人たちの間で流行しているらしい「2ちゃんねる」とかいう「言いたい放題の書き込み合い」が、いかに「無知のオンパレード」なのかが明確になってきます。やったこともない、できることもない「単なる外野の人」が「自分の専門外のことにケチだけつける」・・・しかも「どこの誰なのか名乗ることもなく言い逃げをする」・・・ こんなに「無知」で「無礼」で「道義に反すること」はありません。

このブログの書き込みは「誰でもできるようにはしていない」のです。書き込みができるのは「facebookの登録者のみ」・・・ どこにいる誰だとも知らない人が、闇夜で後ろから殴りかかるようなコメントを書けるようにはなっていません。とはいえ、最低でも自分の名前をオープンにしている人からの投稿は受け付けようと思っています。

さて、最後が「信」です。これは「誠実」という意味・・・似た言葉に「マジメ」というものがありますが、この2つは似ていますがレベルが全く違っています。「マジメ」というのは「他人に言われたことだけは最低限やる」程度の意味・・・一方で「誠実」というのは「誰が見ていようと、見ていなかろうと、自分で決めたことはトコトンやる」という意味です。

若い人は、こういった説明を聞いたことがないらしく「言われたことは最低限やっていますけど・・・」などとイイワケをします。しかし「大人の世界」では「誠実かどうか」が問われます。他人が見ていないところで手抜きをするのは、やっぱり手抜きでしかありません。これを「恋愛相手の行動」に当てはめて考えれば、なるほど・・・と思えるのではないのかと思います。

こういった「五徳」が「親と子」「上司と部下」「妻と夫」「兄姉と弟妹」「友人と自分」との間に、きっちりと存在することを「人間関係」というのだそうです。このあたりのことを踏まえて生きることができるからこそ、人間が万物の霊長と言われるのだ・・・ というような話・・・

最大のポイントは「誰に教えられなくとも、そういう価値観が周りの人の標準になっている」ということです。若い人に、こんな話をすると「そんな話は聞いたコトがない・・・」などと言い始めます。「これが日本人の普通なのですから、そうできないなら日本で生きていくことを諦めるしかありません・・・。仕事も恋愛も、学校の勉強ほどカンタンなものじゃないんですよ。」と説明をすることになります。

世の中は、そう難しくはできていません。仕事で色々な人から人気がある人は、恋愛でも多くの人から人気が出る人となります。そういう人が日本でやっていることは、日本人らしい行動・・・ もし、自分がモテない・・・ 職場の人間関係がうまくいかない・・・と言うのであれば、日本人らしくない考え方で動いている・・・たったそれだけの話でしかないのです。

この話・・・ 一生懸命にやっているのに周りから評価されない・・・と考え、結局、日本人らしからぬ行動をし続けることで自分の評価を落してしまった経験があり、その後「日本で生きるなら、日本人らしくしなきゃ、結局自分がソンをする」という行動に変えたことで、自分の評価が上がった・・・という経験がある大人にしか共感できない話かもしれません。

しかし「いいね!」をクリックする大人がいらっしゃった時には「このおっちゃんの話・・・まんざらウソでもないんだ・・・」と思ってください。この日記が、仕事が何だか上手くいかない・・・なかなか自分が評価されない・・・と落ち込んでいらっしゃる方々の目にとまることを願って・・・


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